2010年01月25日

「怖さが先立って…」別事件での自白を菅家さんが説明 足利再審(産経新聞)

 【元検事語る(3)】《宇都宮地裁で22日開かれている足利事件の再審第5回公判。引き続き、平成4年12月8日に森川大司元検事が菅家利和さん(63)を取り調べた際に録音されたテープの再生が続いている》

 《検事の問いかけは、(松田)真実ちゃん事件(足利事件)の話から、別の2つの女児殺害事件へと移る。菅家さんはこの2件について、いったん虚偽の自白をしたが、後に撤回している。やっていない事件のことをどうして詳細に説明できたのかと、検事が追及する》

森川検事「真実ちゃん事件の話はもうこれでいいわ。(福島)万弥ちゃんの事件(昭和54年の女児殺害事件)は?」

菅家さん「全然分かりません」

森川検事「殺した後、落ち葉の中に隠したと言ったでしょ? なんでそういう説明したの?」

菅家さん「自分でもよく分からなくて」

森川検事「隠すんだったら、落ち葉じゃなくてもっと…。物置に入れちゃうとか。なんで落ち葉って説明したの?」

菅家さん「自分でも思いつかなかったから」

森川検事「思いつくっていうのは、もっと簡単なことなら思いつくけど」

菅家さん「(聞き取れず)葉っぱいっぱい落ちてるわけですから」

森川検事「昼に殺した後、保育園の送迎に行って、(午後)5時から死体にいたずらしたってややこしい説明したでしょ。なんでややこしい説明したの? ややこしくしなくてもよかったんじゃない?」

菅家さん「はい」

森川検事「作り話にしては巧妙なんだよ」

菅家さん「言い方は悪いですけど、適当というか…」

森川検事「現場で場所示せたでしょ。なんで示せたの?」

菅家さん「教習所ありますよね? 新聞で、ゴルフ場との間に×という印がしてあったんです」

森川検事「でも、君の示したところ、ぴったりなんだよ。行ったことはないんだよね」

菅家さん「ありません」

森川検事「あまりにもぴったりだった」

菅家さん「はい」

森川検事「(長谷部)有美ちゃんの事件(昭和59年の女児殺害事件)で、死体を埋めるとき、穴を掘ったけど足がつかえて、足元を掘り直したって言ったでしょ? なんでそんな説明したの?」

菅家さん「分からなくて…。思いつき」

森川検事「思いつきって、なんでそんな説明したの」

菅家さん「分からないです」

森川検事「すっぽり入ったと言ってもよかったんじゃない?」

菅家さん「そうですけど、自分で、話すことに夢中になってて、よく分からなくて」

 《別の女児殺害事件について、取り調べへの恐怖から虚偽の自白をしてしまったと告白する菅家さん。しかし、検事の追及は続き、真実ちゃん事件について、否認することができなかった》

森川検事「万弥ちゃんや有美ちゃんの事件、やってないんだったら、なんで話したの?」

菅家さん「最初、やってない、やってないって言いました。でも、自分、もう怖くなった。無理に言わされたような感じだった」

森川検事「じゃあ、なんでやったって言ったの?」

菅家さん「殴られたり、蹴飛ばされたりするような感じがしました」

森川検事「最初、真実ちゃんの事件もやってないって言ったけど、その後、やりましたってことになったでしょ? その時だって、殴られたりしなかったでしょ?」

菅家さん「はい」

森川検事「やってないことをやったって言うより、怒られるほうが良いんじゃない?」

菅家さん「怖さが先に立って…」

森川検事「僕も何度も調書取ったと思うし、警察も何回も調書を取ってる訳なんだ。万弥ちゃんの事件にしろ、有美ちゃんの事件にしろ、全部作り話になるわけか」

菅家さん「ほんと、すみません」

森川検事「真実ちゃん事件は間違いないわけだね?」

菅家さん「はい。すみませんでした」

森川検事「まあ、よく検討してみようかな。僕もね」

森川検事「昨日よりは少し楽になったの?今日は」

菅家さん「昨日よりはいいです」

森川検事「昨日よりはいいの。楽になったというのにショボショボした顔するなよ」

菅家さん「はい」

森川検事「君の顔がショボショボしているからさ。じゃあね。僕はこれでいったん引き上げるから。どうしても聞きたいことがでてきたら、君から事情を聴くようにするけれども。今日は暖かいけれど、風邪をひかないようにな」

菅家さん「はい」

森川検事「体気をつけてな」

菅家さん「ありがとうございます。本当にすみませんでした」

森川検事「はい。いいよ。気にしなくていいからね」

菅家さん「はい、ありがとうございます」

森川検事「ただ、誠実さを持ってもらいたい。誠の気持ちを持ってもらいたいと思ってるからね」

菅家さん「はい」

森川検事「それだけ、ね」

菅家さん「ありがとうございました」

森川検事「体に気をつけてね」

菅家さん「はい」

 《足利事件についての“自白”を改めて得たことで、「誠実」という言葉を繰り返し使って、再び否認に転じることがないように暗にくぎを刺す検事。取り調べは終わった》

 《午前11時40分、テープの再生が終わり、午前中の審理が終わった。午後からは、この取り調べを行った本人でもある森川元検事の証人尋問が行われる》

     =(4)に続く

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posted by cq2fgm5ucv at 22:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恐喝容疑 出版社社員ら8人逮捕、高額本売りつける 岡山(毎日新聞)

 偽の同和、右翼団体を名乗り、人権問題などに関する書籍を高額で売りつけたとして岡山県警は21日、出版社「エス・ビー・ビー」元岡山営業所長で現関西支店長の小鷹幾也容疑者(62)と同営業所勤務の社員6人、元社員1人の計8人を恐喝容疑などで逮捕、本社(東京都北区)、岡山営業所(岡山市)など14カ所を捜索した。

 逮捕容疑は09年2〜8月、実体のない政治団体を名乗って岡山や広島県内の会社など6カ所に電話をかけ、「うちには若い衆が大勢いる。若い衆を行かせようか」などと脅し、1冊5万〜6万円の人権問題の関連書籍を売りつけ、計28万円を脅し取ったとされる。【石戸諭】

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